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アールアンドエーブレインズで働くということ

恋人探し・仕事探し・フードデリバリー等、私たちの身近なところに溢れている「マッチングサービス」。
RAが展開しているのは、社会問題解決にも繋がる「解体マッチング」。

その分野で事業を始めた理由、会社として大切にしていること、これからのRAについて…、
若手社員が、代表・鈴木にいろいろ聞いてみました!!

代表取締役社長  鈴木佑一

同級生を誘って20代半ばで起業。


不動産業に従事していた頃の経験から、解体業界の透明化にまつわる事業を軸にビジネスを展開している。


多くの人に救われ、お客様に支えられながら、業界トップクラスと言われるまでに成長させてきた。

インタビュアー  稲垣 瑞稀

2019年、アルバイトのWEBライターとして入社。
仕事ぶりが評価され、1年後に正社員となる。


現在はマーケティングチームのディレクターとして、コンテンツ制作・運営やライター育成、書籍出版など幅広く活躍中。
今後がますます楽しみな20代。

いかにして【解体マッチング】は生まれた?

まずはじめに、「アールアンドエーブレインズ」創業のきっかけを教えてください。

これは本当にちょっとしたきっかけでした。
当時、自分の先輩にビジネスをやっている方がいて、同級生の中野とお手伝いをしていたんです。
そのビジネスは今で言う「マッチングサービス」で、当時はインターネットを活用した成功事例がほとんどありませんでした。
だからこそ「自分たちもこれに挑戦したい!」という想いで始めてみたのがきっかけですね。

インターネットでのマッチング分野では先駆者、パイオニア的な立場だったんですね。どうして数あるジャンルの中から「解体工事」に注目されたんですか?

「解体工事」に行き着くまでには、中野と市場や専門分野、顧客などのリサーチを数多く重ねた日々がありました。
はじめは右も左も分からなかったので、自分でタウンページを引っ張ってきたり、実際に業界の人に話を聞きに行ったり……2人で地道に調査をしていましたね。

そんな中で最終的に行き着いたのが”解体工事”。
これは、僕自身の経験による想いが大きかったと思います。 会社を立ち上げる直前まで僕は不動産業界で働いていて、解体工事や解体業界の雑然さ・不透明さを目の当たりにしていました。 その混沌とした業態が解体ユーザーの混乱やトラブルを招いていることも分かっていたので、解体工事を必要としている人と優良な解体業者をマッチングさせることが出来れば、喜んでくれる人がたくさんいるはずだと考えたんです。

市場リサーチの結果だけでなく、会社員時代からの想いも背景にあるのですね。そこにビジネス的な勝機や、自分たちが活かせる強みはあったのでしょうか?

解体工事は地域ビジネスなんです。だから、解体を望んでいるお客様に密着して、信頼を丁寧に重ねていく必要がありました。
今でこそ「解体マッチング」は稀有な存在ではなくなりましたが、本来は大手が資本を投入したからといって上手くいくビジネスではありません。だから小さい会社でも、お客様に密着して良質な顧客体験を積み上げていくという、自分たちの強みが活きると考えていました。
実際、密着軸を大切にしてきたからこそ、今のアールアンドエーブレインズがあると思ってますよ。

    

「業界を変える」には「一人ひとりの世界をより良く変える」視点が必要

R&Aでは、今お話しされた「密着軸」をスタッフ全員が大切にしていますよね。それはお客様との距離を近くして、地道に信頼を得ていく地域ビジネスという形態に繋がるのでしょうか?

そういうことです!
会社の戦略としてまず考えるべきは「どこに投資するか」という視点ですよね。 例えば「商品開発」に投資してモノの品質を上げたり、「工場」に投資して生産性を上げたり。
僕らのマッチングモデル、つまり「密着軸」は「人」に投資をしているんです。

その「人」には、R&Aの人材だけでなく「お客様」や「解体業者」も含まれますか?

そうですね。僕は特に「お客様一人ひとりの世界を変える」という意識を大切にしています。
なぜなら、解体業界をより良いものに変えるには、お客様一人ひとりが持つ解体業界に対するイメージを変えないといけないからです。

世間で言われる「業界を変える」っていう言葉は大仰に使われがちですけど、僕にとってはもっと身近な言葉。
今日対応したお客様が「解体業者って怖いと思ってたけど、めちゃくちゃ良い人たちだった」って認識になったら、それはもう「業界が変わった」ことと同じです。

僕らはずっと、お客様に良い顧客体験を提供しようと努めているじゃないですか。それによって、解体工事を終えたお客様から見た業界へのイメージは、依頼前よりも明らかに良くなっているはずなんですよね。
なので、自分の手の届く人たちの体験や認識を良い方向に変える、という意識を大切にしています。

今日対応した1人のお客様に満足してもらうことが、この仕事の本質なんですね。確かに、密着軸としっかり紐づきます。

そうですね。
だから僕からすれば、みんなが頑張って仕事をしてくれるおかげで、毎日業界を変えられているんですよ!

社名に込められた想いと「私たちが仕事をやるべき意義」とは

「アールアンドエーブレインズ(R&A Brains)」という社名の由来について教えていただけますか?

リサーチアンドアレンジメント(Research&Arrangement)の頭文字を取って「R&A」になりました。

僕が大切にしているのは「世の中を見渡して、自分がやるべきことを見極める」という視点です。例えば「労力が少なくて儲けが多い仕事」という選択はビジネス的には良いかもしれないけど、そこに「僕らがやるべき意義」がなければ意味がない。だから自分たちで「世の中をリサーチ」して、「やるべきことをアレンジ」していくという想いが込められています。

他の人がやりたがらなくても、この世界には必要な仕事ですよね。

ただ、雑然としすぎている解体業界を「密着軸」で地道に信頼を積み重ねていくという働き方をしているので、どうしても時間がかかってしまう側面はあります。
もう少し効率的に事業を伸ばしていくやり方も取れなくはないと思いますけど、やっぱり天秤にかけると「本当にみんなと楽しめるのか、みんなと実力を向上させられるか」という視点を大切にできる現在の方が良いなと感じています。

自分も良いと思います。最終的にそれが1番成果を生めるとも思いますね。

僕もそう思うんです。 それには事業や取り組みの土台作りが大切なので、皆の力を借りながらうまく構築していきたいと思っています。

今のお話を聞いてると、「リサーチ&アレンジメント」という名前はピッタリだなと感じますね。

ちなみに、「ブレインズ(Brains)」にも意味があります。
直訳では頭脳っていう意味ですけど、「一人ひとりが独立した人間として頭と心を使って仕事をする精鋭集団でありたい」という意図があるんです。

なるほど。社員の僕らが「ブレインズ」であり続けるために、社長が期待することは何かありますか?

個人のこだわりや頑なさを捨てて、素直さを手に入れていくことですかね。

本当は僕たち一人ひとりの可能性や能力ってものすごく大きくて、それを発揮できるかが会社の成長や可能性に繋がるんです。
でも世の中では、会社の方針や取り組みが社員の能力を潰してしまうケースもあるし、働く本人が自分の偉大さに気付いていないケースもあります。

だから素直に物事を見れるようになって、日々新しい可能性を模索することが大切です。 普通に生きていたら、今まで培ってきた固定観念や価値観、こだわりがどんどん強くなって周囲がよく見えなくなることがあります。 でも本来、自分の存在はあらゆる「お陰様」で成り立っているので、素直に感謝が自然と芽生えると良いですよね。

そうやって謙虚な気持ちで、素直に物事を見始めた状態で「楽しい!」とか「ワクワクする」と感じること。それが誰かの喜びや世の中の役に立つことに繋がると思うんですよ。 その時に「自分自身も楽しみながら人に役に立つ」という仕事ができるんじゃないかなって。
だから僕も含めて、皆で素直さを手に入れていきたいですよね。

がむしゃらな黎明期を経て、10年以上続くR&Aの軌跡。これからの展望は……?

    

10年以上会社が続いているのは社会的に見ても凄いことだと思うのですが、社長から見て会社は今どんなフェーズに入っていますか?

凄いですよね!本当に皆のおかげですよ。

手探りから始まって本当に忙しかった創業期を乗り越えて、ビジネスモデルを固めながら色々挑戦して、業界トップクラスの実績を作って、それを強化して…… 思えばこの10年で、会社として大きく成長できました。

今現在をピックアップすると、階段の踊り場のような時期だと思っています。
僕の経験上、不思議なもので大きく成長する前には必ず「踊り場」があって、少し勢いが止まるんです。今はそれが来ていると感じるので、近いうちにもう1段階すごく伸び始めるなという感覚がありますよ。それはハッキリ分かります。

ちなみに、会社の「これからの展望」としてはどんなことを考えていますか?

これはよくある質問ですけど、僕は「夢は育てるものだ」っていうポリシーなんです。
明確に目指すビジョンやゴールがあるというよりは、メンバー皆で夢を育てていきたい。
なぜなら、明日の自分は今日の自分よりも確実に進歩しているからです。

これは単にスキルや能力が上がる話ではなくて、僕らは日を追うごとに「素直」になってるはずなんです。 より世界をまっすぐ見られるようになった今日は、きっと昨日より良いアイデアが出ると信じてます。 だからその時々でメンバーが「こうしたらもっと楽しいだろう」って視点で進めていく方が、事業にとっても僕らにとってもプラスですよ。

会社のフェーズがどうであっても、新しいものをみんなで考えていくっていうスタンスが基本なんですね。

そうそう!なので「これからの展望」に対する答えは……特にありません!!
こういうことを社長が言っちゃダメかもしれないですけどね。(笑)

でも「社長が決めたものに対して全員がまっすぐ向かう」スタイルは、あまり将来性が無いなと思っています。
事業が発展していくためには、日々成長してくれる皆の力がめちゃくちゃ必要なんですよ。なので、引き続きよろしくお願いしますね!

こちらこそよろしくお願いします!貴重なお時間をありがとうございました。

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